声優養成所や声優専門学校に通いだすと、声優にとっての必需品やスタジオ収録のときの持ち物などがわかってきます。
親切に教えてくれる講師の方もいますが、実際に必要だと自分で感じて購入するものもあります。
今回は、声優になりたい人の必需品、持ち物をご紹介します。
もちろん声優になってからも必需品、持ち物もありますので、解説していきますね。
1)声優になりたい人は予習が大事
そうですね。
学校に通う前から予習しておくことが
とても大切ですよ!
声優の養成所や専門学校に通って初めて声優としての勉強スタートだ!と考えてしまう人がいます。
実はそれだとスタートが遅いのです。
【1】声優学校に行く前から勝負は始まっている
声優養成所や声優専門学校に行くということは、「声優になるために勉強を始めよう」と思っているわけですね。
しかし、声優養成所や声優専門学校に通い始めた時点ですでに勝負は始まっています。
そして、世の中には一部の人は天才を呼ばれる人がいるのも事実です。
年齢が若かろうが、演技経験ゼロの未経験者であろうが、できる人は最初からできます。
ココに注意
そして大多数の人は、あまり受け入れたくない事実ですが、凡人です。
天才の素質を持っている人は今回は横においておきましょう。
自分が凡人だと自覚出来た人は、まずは第一段階突破です。
【2】声優養成所や声優専門学校に行く前に予習しよう
声優養成所や声優専門学校では、義務教育の学校や高校や大学と違い、教わっていないことをどんどん勉強して行ってもまったく問題ありません。
むしろ、自分で勉強できる声優のノウハウは自分で調べるなどして取り込んでレッスンにのぞみましょう。
凡人が声優になって活躍していくには、人よりも1歩、いや10歩進んでおく必要がありますよ。
つまり、「予習」が大切ということなのです。
例えば、このブログでも紹介している鼻濁音や母音の無声化ができるようになっておくことです。
また、発声を正しくするため、健康維持するために体力づくりも欠かせませんね。
【3】声優になりたい人の必需品は先取りで揃えよう
声優になるために、知識やスキルを声優養成所や声優専門学校に入る前に身につけることも大切です。
さらに、声優に欠かせない必需品や持ち物を少しずつ揃えておきましょう。
ものすごく高価なものはないと思います。しかし高校生や大学生の方の場合には、一度に揃えようとするとバイトしたお金が一気になくなることもあると思うのです。
声優養成所や声優専門学校に通いだす前に、その必需品を持っておくことで、普段の練習もやりやすくなります。
これからご紹介する必需品、持ち物の中には、声優養成所や声優専門学校で指定するものを購入するよう言われることもあります。
これは、このあとのグッズの紹介でも解説していますので、先に購入するかどうかは判断してくださいね。
2)声優になりたい人の必需品
一度に購入せずともいいのですが
早めに持っているといい必需品が
いくつかあります!
早速ですが、声優になりたいと思ったらぜひ揃えてほしいものがいくつかあります。
全部一度に購入しなくてもOKです。
しかし持っている方が、練習でも使うことができますし、そのグッズに慣れておくことで、声優養成所や声優専門学校に入る前の「予習」にも役立ちます。
【1】アクセント辞典
学校指定 | あることが多い |
価格 | 5,000円 |
アクセント辞典は、声優やアナウンサーなどの必需品です。
日本語には標準語のアクセントがあり、声優を含む放送業界では、基本的には標準語を話すことになります。
アクセントが正しくできることが声優になるための第一歩です。
さまざまな声優養成所や声優専門学校で指定されるアクセント辞典は以下の2つが多いようですよ。
・NHK日本語発音アクセント辞典
・新明解日本語アクセント辞典
【2】ボイスレコーダー
学校指定 | なし |
価格 | 2000円~4000円 |
学校から指定されることはあまりないのですが、ボイスレコーダーも必需品です。
今はスマホアプリでボイスレコーダー機能も使えるのですが、スマホとは別に持ち歩くことをおすすめします。
理由としては、スマホだとレッスンでは電源をオフにすることが挙げられます。
レッスンのときにボイスレコーダーをオンにしていると、スマホを操作することになるので、見た目も良くないですよね。
OLYMPUSやSONYなどの音楽機器を販売しているメーカーものは高性能のものも多いです。
もちろん他のメーカーのものでもOKです。
ただしその場合には、説明書が外国語だったり、日本語の説明書を作成してつけたりしていることが多いようですよ。
SDカードに音声を保存できるタイプもあれば、なんとペン型のボイスレコーダーもあります。
自分の声を録音して、客観的に聴くことでできているかをチェックするために使います。
安いものをまずは揃えて、練習に使うのもいいでしょう。
・ボイスレコーダーその1
・ボイスレコーダーその2
・ボイスレコーダーその3
【3】喉ケアグッズ
学校指定 | なし |
価格 | さまざま |
声優としては自分にあった喉のケアを探しておくのも大切なことです。
喉のケアを特にしなくても問題ない人もいますので、必要に応じて使っていきましょう。
家にあるものでもそれで喉が問題ないのなら、費用も抑えられますね。
- マスク
- 喉スプレー
- のど飴
- 吸入器
- 加湿器
喉ケアグッズについては、こちらの記事で詳しく紹介しています。
【4】3色ボールペン
学校指定 | なし |
価格 | 300円~1500円 |
何の変哲もない3色ボールペンで十分です。
黒、赤、青の3色があるボールペンです。
なぜ3色ボールペンがおすすめかの理由をご説明しますね。
声優になったときを想像してください。
声優の仕事はスタジオで行うのですが、リハで1度通して、その後本番になる流れのことが多いです。
リハの後、ディレクターから指示があったり、共演者との簡単な打ち合わせなどを行います。
その際に台本に指示された内容やどのマイクに入るかなどを書き込んでおきます。
しかも、その指示のスピードはとてつもなく速いディレクターさんもいます。
指示は2度伝えられることはありません。
1度で聞き取って、どんどん台本に書き込むのです。
スタジオを使える時間は限られていますので、共演者との打ち合わせにもそんなに長い時間でもありません。
黒だけだと、台本の文字と同じ色なので、混同してしまう可能性がありますよね。
じゃあ赤いボールペン・・・と何本もボールペンを持ち替えるのは効率が悪すぎます。
もともと3色が1本になっている3色ボールペンならいちいち持ち替える手間がかかりません。しかも何本もボールペンを持っているとスタジオ内で本番中にボールペンを落としてしまう可能性もあります。
ココがポイント
さらにおすすめなのはフリクションの3色ボールペンです。
これなら指示内容が変わってしまってもフリクションで消して、書き直すことができるのでおすすめですよ。
あとは、できるだけカチカチ音がならないものがいいでしょう。
100均の3色ボールペンでもOKですが、壊れやすいのでちゃんとしたものの方がいいですね。
・三菱鉛筆 3色ボールペン
・パイロット 消せる3色ボールペン
3)声優の学校に行くときの持ち物
ありますよ!
もちろんすべてじゃないので
好きなものを持って行くと
いいですね。
実際に声優養成所や声優専門学校に通うときには、これまで紹介した必需品以外に持って行く方がいいものもあります。
それぞれの好みや自分に合うもので準備していきましょう。
また、これだけのものを全部入れるとなると、大きめのカバンも用意しておく方がよさそうですね。
【1】飲料水
できれば水がいいです。お茶でもいいですが、ウーロン茶などは避けましょう。
甘い飲料は、口の中を粘つかせることもあるので、声優の学校のレッスンにはおすすめできません。
【2】アクセント辞典
電子アクセント辞典もありますが、個人的には紙ベースのアクセント辞典をおすすめします。
学校で指定のものは、先ほどご紹介したNHKのものがおすすめですよ。
【3】3色ボールペン
そんなに高価なものではないので、台本に書き込みをすることに慣れておくためにも準備しておきましょう。
【4】メモ用紙
あまり使うことはないかもしれませんが、台本以外のことでメモをとるときに役に立ちます。
【5】ボイスレコーダー
自分の演技を講師に見てもらうときにオンにします。
講師によってはNGだと言われることもあるようです。
あらかじめ、声優学校や講師にも確認するといいでしょう。
【6】教材
数回~数十回に渡り使用するものですから、使えば使うほど傷みもでてきます。
可能なら100均でカバーを購入するのもおすすめです。
【7】喉ケアグッズ
自分に合ったものを準備しておきましょう。
冬になるとインフルエンザも流行する場合もあるのでマスクは必需品ですね。
4)声優としてスタジオに入るときの持ち物
声優として実際にスタジオに入ることになったとき、もしくは声優の学校で実習でスタジオに入ることになったときに以下の持ち物が必要になりますよ。
【1】飲料水
ほとんどの人が水を準備している印象があります。500mlのペットボトルの人が多いですね。
緊張すると口も乾いてくるため、乾かないように本番前に少し口に入れるようにします。
【2】アクセント辞典
通常ならば、事前に台本を渡されていることが多いので、自宅であらかじめアクセントを調べてできるようにしておくのが基本です。
まれに当日台本が渡される現場もあります。
【3】3色ボールペン
先ほどご紹介したフリクションの3色ボールペンが役に立ちます。カチカチ音が鳴らないように注意しましょう。
【4】ボイスレコーダー(必要なとき)
実習の場合には、収録された音源を渡してくれることもあります。
仕事の場合は、持ち込むのは避けた方が良いですね。
音を立てるものは極力持ち込まないのがルールです。
【5】台本
前日までに渡されている場合には、自宅で読み込んで読み込んで、持って行きましょう。
まとめ
声優養成所や声優専門学校で指定されることもあるアクセント辞典は、若干費用がかかるので通い出してから購入するのもいいでしょう。
しかし、声優の業界ではスタートダッシュも大切です。
ココがポイント
先取りして必需品を揃えておくと、自宅で練習するときにも役に立ち、現場での仕事を想定してのイメトレにもなります。
全部合わせても10000円くらいですから、ぜひ少しずつ揃えていきましょう。