声優になるには?最短で声優になりたい人の声優養成所の選び方!

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声優になるための練習方法

【声優は台本が超大事】セリフを解釈する読解力を身につける!

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声優になるためのサイトを見てみると、国語を勉強しなさいとか、本を読みなさいなどと書いていることが多いですね。

それは、声優にとって大切な文章の読解力をつけるためです。
読解力をどうやってつければいいのかと悩む人も多いです。

国語の勉強とか本を読むとかそんな方法はありふれていますが、具体的な方法を教えてくれるサイトは少ないですね。

実は声優養成所でも声優専門学校でも、読解力をつける具体的な方法を事細かに説明して練習させてくれる学校はかなり少ないです

今回は読解力をつけるための台本の読み解き方についてご紹介しましょう。

 

1)声優の仕事は台本を「読む」こと

ナナ
読解力ってどうすれば…?( ᵕ_ᵕ̩̩ )
台本を読んで丁寧に解釈!だな!!
シン先生

まず声優の仕事は台本を「読む」ことです。
ん???何を当たり前なことを・・・と思った人もいますね。

でも「台本を読む」ことこそが声優の仕事の大半を占めているのです。

 

【1】「読む」には2つの意味がある

声優にとって、台本を「読む」という言葉には2つの意味があります。
声優にとっての「読む」ということは次の2つの行動を指します。

声優の「読む」行動

  • 台本に書かれた内容をイメージし、セリフや他の内容を「解釈」する
  • 解釈した内容を音声にして表現する

声優の仕事はこの2つの異なった行動を同時に行っています。

そしてそれを「読む」という1つの言葉で表します。

 

【2】台本を解釈することが声優の仕事の8割

よくTVなんかで紹介される声優がマイクの前に立って、台本を「読む」姿を見せていることがありますね。

実はコレは、声優の仕事の2割です。

あれ?なんか声優の仕事と違う?

そう思ったあなたは声優のイメージを違う意味でとらえてしまってますよ?
声優は声の「役者」です。

台本に書いているセリフを「読む」ことだけが声優の仕事ではありません

残りの8割の仕事とは何でしょうか?

それは台本を解釈することです。セリフしかりナレーションしかりです。

「解釈」とは文章や物事の意味を、受け手の側から理解することです。

ちょっと分かりづらいですね。

つまり、台本に書いてある文章の意味や意図を読み取って、それを見ている人がわかるように表現方法を選択することです。

 

【3】声優には台本の読解力が重要

セリフの「解釈」の意味は何となくイメージできますが、実際にするのは最初は難しいことです。

最初は短い文章でも時間もかかります。
何度も台本を読んで「解釈」し、具現化つまり形にすることが声優の仕事です

セリフの「解釈」をするには文章を理解し読み解く力「読解力」が必要です。

読解力は1年や2年で簡単に身に着くものでもありません。

国語の勉強が大切、本を読むことが大切と言われるのは、読解力の基礎を作るという声優のトレーニングでもあるのです。

 

2)台本の読解力がないとどうなるか?

ナナは読解力がないわけじゃないと思うけど、皆無だった場合には声優として成り立たなくなるぞ!
シン先生
ナナ
なにそれどういうこと~??(╥﹏╥)

さて、声優にとって大事な大事な「読解力」ですが、その「読解力」がないとどうなってしまうのでしょうか。

読解力がないということは、その台本の意図や言いたいこと、その役の役割が全くわからないということですね

そのため、次のようなことが起こってしまうのです。

 

【1】セリフの抑揚が少ない

読解力がなければ、どのセリフが重要なのか、どの部分が重要なのかなどが全くわかりません。

そのため、そのままセリフを読む「だけ」になってしまい、国語の教科書の音読と同じになってしまいます。

抑揚がないセリフ、いわゆる棒読み状態になってしまいます。

 

【2】セリフの距離感がおかしい

読解力がないと、役がどんな場所でしゃべっているのか、どれくらい離れて話をしているのかわかりませんね。

そうなると、遠くにいる人にボソボソしゃべる演技をしてしまうとか、すぐ傍にいるのに、大声で語りかけてしまうというチグハグな状態になってしまいます

 

【3】セリフの間がおかしい

日本語には句読点という記号があります。「。」や「、」のことです。

句読点での間をとるのがセオリーです。

それ以外にもキャラクターの気持ちで間をあける方がいい場合もあります。

読解力がないと、「間をあける」ことが理解できず、セリフの意図が伝わらなくなってしまうのですね

 

【4】相手とのセリフの掛け合いができない

多くのアニメのセリフは20分まるまる1人のキャラがしゃべることはないでしょう。

セリフを発するとき、ほとんどの場合会話の相手がいますね。

相手のセリフにもその人の意図があり、それに対してそのキャラクターのセリフにも意図が・・・というように相手とのセリフのやり取りで会話をします。

相手のセリフに対して、おかしなセリフで表現してしまい会話が成立しません

 

【5】台本の意図が伝わらない

これが一番大きい弊害です。

どんな台本にも必ず意図、言いたいことがあります。

無意味に世に送り出されているワケではないですよね。

読解力がないことで、台本が視聴者に伝えたいこと(台本の意図)がその通りに伝わらないということが起きてしまうのです

読解力がないために、台本の言いたいことが伝わらない、セリフの意図や言いたいことが伝わらない・・・。
つまり、そんな状態では「大根役者」と呼ばれてしまうのです。

 

3)読解力を鍛えるためのポイント

ナナ
大根役者は嫌!でもどうすればいいの?具体的に知りたい!(。•́︿ •̀。)
大丈夫だ!読解力は鍛えることができるからな!
シン先生

大根役者・・・そんな声優にはなりたくないですね。

先ほどご紹介したのは極端な例です。

現実としては、読解力がゼロである人はあまりいないと思います。
でも読解力が大事だということはご理解いただけたと思います。

ここからは、読解力をいかにして鍛えていくかを説明しましょう。

 

【ポイント1】良い台本を探す

読解力をつけるには良い台本を探すことから始めましょう。
完成された台本を探すのです。

台本を書いている脚本家もピンからキリまでいます。
アマチュアの劇団で作成されたような台本はおすすめしません。

有名だから完成されているとも限りませんが、一定の評価があるからこそ有名になっているという点もありますので、ある程度知名度のある台本を探します

図書館や書店でも台本は探せます。

 

【ポイント2】言葉の意味をすべてわかるようにする

台本が用意できたら、まずはすべてに目を通します。

わからない言葉があれば、意味を調べましょう。
台本の解釈に意味がわからない言葉があるのはNGです。

特に古い台本の場合には、分からない言葉だらけのこともあります。

その単語や文章の意味をすべて理解できるまで調べまくりましょう
辞書を使う方が確実ですが、インターネットで調べるのでも構いません。

 

【ポイント3】いきなり音声にしないで読む

台本を「読む」段階になると、すぐに声に出してしまう人がいます。
実はこれは良くないです。

セリフの解釈も出来ていない状態で音声にしてしまうと、いわゆる形から入ることにつながってしまうからです。

最初にもご説明しましたが、声優の仕事の8割は台本の「解釈」です。

すべてのセリフを解釈できるまで音声にはしないようにします

 

【ポイント4】仕草まで考える

台本を何度も読んでいると、イメージが湧いてきます。

本をよく読む人は、1回目に目を通すときに何となく情景が思い浮かぶ人もいるでしょう。
そして、その役の行動がイメージできてきます。

表情だけをイメージする人がいますが、これだけは解釈ができているとは言えませんよ
その役の仕草まで濃くイメージをしましょう。

 

4)実際の台本でセリフを解釈してみよう!

何となく方法は分かっていただけたと思いますが、いきなり長い台本だと面くらいます。

かなりの時間がかかりますね。

そうです。声優の仕事の8割は自宅でみんなやってきています。

慣れていない人が台本のセリフのすべてを解釈しようとすると、1日ではやりきれません。

そこで、具体的な超短い例文で台本のセリフの解釈をやってみましょう。

【例文】

今まで親友だった山田が自分の悪口を言いふらしていることを知らされた。

男性「なんだって?山田がそんなことを?あの野郎、今度会ったらひどい目にあわしてやる!」
女性「え?山田さんが?それ本当?ひどいわ、ひどいわそんなこと・・・」

 

【1】この文章が何を伝えたいか掴む

例文は短いので、1分もかからず目を通せたと思います。
この文章は何を伝えたいのでしょうか。

この台本に書かれているセリフだけでは前後関係もわからないです。

そのため絶対にコレが正解というものはありません。

広い範囲でいいので、大まかにどんなことを伝えたいのか言葉にしてみます

親友だった「山田」から悪口を言われていたことを知り、ショックを受けた。
と同時に怒りや悲しみが湧いてきた。

これで十分です。

この台本のセリフががどんなことを伝えたいのか、わかりましたか?

 

【2】それぞれの役の立ち位置

「山田」は親友とあるので、学校なのか職場なのかはわかりません。

年齢が近い方がイメージしやすいので、ここでは学校としておきましょう。
親友というからには、苦楽をともにし、励まし合って、何かを成し遂げたのかもしれません。

そして、その親友山田が自分の悪口を言っていることを知ります。

ト書きから「言いふらしていることを知らされた」とあるので、第三者が忠告してくれたことがうかがえます。

ト書きというのは、セリフではない役の行動やその状況を書いている文章のことです。

 

【3】細かくわけて考える

今度は、セリフにも注目してみましょう。

何となくセリフを読むだけでは、抑揚がないセリフになってしまいます

セリフの中でも細かく気持ちの変化があるので、解釈していきましょう。

男性の「なんだって?」
女性の「え?」

はどんな気持ちでしょうか?

驚いたということがわかれば正解ですよ。

男性「山田がそんなことを?」
女性「山田さんが?」

のところでは、第三者に確認していますね。

「山田がそんなことを言うはずがない」「信じたくない」という拒否の気持ちや疑った気持ちが見えています。

男性「あの野郎、」
今度は山田という名前が消えて「野郎」になっていますね。

このセリフでは驚き→怒りと気持ちが変化しています

女性「それ本当?」
は男性とは少し違う気持ちですよ。

山田さんは親友だっただけに、第三者を疑っている気持ちがあります。

もしかしたら、第三者の聞き違いかもしれません。
知らせてくれた第三者が仕組んだ罠かも・・・と疑っている可能性もあります。

男性「今度会ったらひどい目にあわしてやる!」
最後に「!」がついていますね。台本上で気持ちを表している分かりやすい部分でもあります

このセリフの表す気持ちは「怒り」でしょう。
もはや第三者が何を言っても聞き入れる状態でもありません。

女性「ひどいわ、ひどいわそんなこと・・・」
こちらには「・・・」という記号がついています。この「・・・」はいろいろな気持ちに使われています。

同時に間をとる場合が多い記号です。

もしくは、消えていくようなセリフのときですね。

なぜ間をとるのかを考えてみましょう。
このセリフの場合だと「悲しい」気持ちがあるからです

大切な親友に裏切られ、悲しみに打ちひしがれている状態です。

またこのセリフはさらに細かく分解できますね。
最初の「ひどいわ」では怒り、次の「ひどいわそんなこと・・・」では悲しみという解釈の仕方もできます。

一度はショックから怒りに変わったものの「私が悪いことしたかな」とか自信がなくなっていくという解釈もできます。

このように短いセリフの中でも細かく分けて考えていくことで、気持ちが変化していくことがわかります

 

【4】前後関係を考える

セリフを分解して解釈できましたが、同時に前後関係も考える必要があります。

この台本では書かれていませんが、例えばこの知らせを持ってきた第三者が悪いやつで、親友である山田という人物と男性(女性)とを仲たがいさせるような描写がその前にあったとしたら、どういう解釈がぴったりくるでしょうか。

台本の解釈をする際には、セリフだけの解釈ではなくその前や後に描かれているセリフ、ト書きも含めて解釈していきます

今回は一部だけのセリフなので、設定を変えれば解釈はたくさんあります。

このセリフでは前後関係がわからないので、難しいです。

しかしもう少し設定や人間関係がわかれば、解釈の正解が絞れてきます。

つまり前後関係を考えることで、台本全体の解釈ができ、セリフの解釈も1つにまとまってきます

例えばの話で説明しますね。このセリフの第三者が仲たがいをさせる目的で主人公に知らせたことにしましょう。

設定としては学校ですから、主人公は教室で放課後、教室で本を読んでいます。

山田はいません。

そこへ第三者がニヤニヤしながら教室に入ってきます。

「お前、万引きしたんだって?」

主人公は相手にしない風に答えます。
「何言ってるんだよ?」「だあってさあ、山田がいってたぜー。お前は山田にも万引きさせようとしつこく言ってるって」

そこへこのセリフです。

第三者とはあまり仲は良くないのかもしれません。

でも信頼していた親友山田に裏切られたことがわかった主人公は「驚く」のです。

 

【5】どんな表現方法があるか考える

では実際に演じるときのことを考えていきます。仕草や表情をイメージしてみます。

男性のセリフでの気持ちを大まかに言うと「驚き」→「疑い」→「怒り」です

驚きと言ってもどれくらいの驚き具合でしょうか。

それはそれまでの「山田」との関係性でわかることです。

親友といっても度合いも違いますね。大親友だったとしたら、その驚きは相当なものです。
仕草はどんなイメージをしますか?

先ほど挙げた主人公、第三者、山田との関係性で考えると、最初の「驚き」は本から目を話し、第三者を見上げます。

表情は?もちろん目を見開いています。

第三者が言ったことが信じられない!という表情です。

そして「山田がそんなことを?」で第三者に対して身を乗り出します。
表情は眉をひそめているかもしれませんね。

ここで、気持ちが変化します。疑い→怒りになる瞬間です。

目線は、もう第三者にはありません。
怒りに燃える目をしています。歯ぎしりするような表情です。

「あの野郎、今度会ったらひどい目にあわしてやる!」

ここで書いているのは一例です。
表現の方法はいくつもあります。

同じ「怒り」という表現も椅子を蹴っ飛ばすとか、こぶしを握りしめるとか、なるべくたくさん考えることが重要です。

ここでは男性のみのセリフで考えましたが、女性でも同様に考えてみましょう。

頭の中で考えているだけでは、なかなか細かくイメージできないので、できれば文章にすることをおすすめします。
単語だけでもOKです。

 

役者は人生経験が大事

余談ですが、役者は人生経験が大事だとよく言われます。

たくさんの複雑な気持ちを表現する方法が多ければ多いほど、演技の「引き出し」が増えます

この仕草や表情を考えるときに今まで経験してきたことが、たくさん蓄積されていればいるほど表現のバリエーションがたくさんあるということになるのです。

 

【6】どの表現を選択するか考える

たくさんの表現を考えたわけですが、どの表現を選択するのかも重要です。

このシチュエーションの場合でアニメの場合だと、ある程度の主人公の見た目も性格もわかっているはずです。

見た目や性格はト書きに書いていることも多いので、それも細かくイメージしておきます

そうすると、表現としてどの表現が適切なのか絞れてきますね。

今回の場合は教室で座って本を読んでいるという設定ですから、最後の怒りの表現では、立ち上がる表現をするのもいいかもしれません。

ココがポイント

そしてどの表現を選択するかは自由ですが、台本に書かれていないこともイメージして、適切に表現していくことが重要なのです。

さらに、視聴者に最も伝わりやすい表現はどれなのかを考えることも大切です。

 

まとめ

ナナ
細かく区切って解釈していく方法なら、あたしもできそう!( ◌•ω•◌ )
そうだな!ナナの表現力も磨くことができるぞ!
シン先生

セリフの解釈は1つです。

その前後の文章、人間関係、人物の性格などはあっても台本全体、セリフの解釈は1つだけです

そして、その解釈をもとに仕草、表情、セリフのニュアンス、声の大きさなどなど表現は無限にあります。

慣れないうちは短めの舞台の台本でも、1カ月くらいかかる人もいるかもしれません。

例文に挙げた文章だけでも設定やシーンを変えて台本のセリフを解釈する練習をしましょう。

声優にとって読解力が重要だと言われるのは、声優は台本の解釈が8割を占めているからです

何度も何度も繰り返し解釈する練習をして、いい声優になりましょう。

 

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