声優になるための知識

声優になりたいけどあがり症でも大丈夫?あがり症の改善方法教えます!

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人生の中で「緊張」は多くの人が経験します。
そして、声優になるためには、何度もオーディションを突破しなければなりません

そのたびにガチガチになってしまい、セリフが思うように出てこない、声が震えてしまうなどを経験することでしょう。

あがり症の人は、人前で何かを話すことが本当に苦手だと思います。

なぜ緊張してしまうのでしょうか。

そして、あがり症の人はどのようなことに気を付ければ緊張せずに済むのでしょうか。

あがり症って何?

ナナ
ねぇ先生!前にも言ったかもしれないけど、あたしあがり症で、声優さんになれるか心配(´•̥ ω •̥` ')
あがり症な!日本人の8割~9割があがり症って知ってるか?
シン先生
ナナ
そうなの?!( •̅_•̅ )

【1】日本人の8~9割があがり症

なんと、日本人の8~9割があがり症だと言われています。

もちろん程度の差もありますし、個人個人で違うのであがり症だと自覚していない人もいると思います。

大切な場面で緊張してあがってしまうのは、至極当然の現象だということですね。

 

【2】特に人前で話をするときに出る

どんな場面であがってしまうのでしょうか。

自覚している人が多いですが、人前に出てみんなの前で話をするときにあがってしまうことが多いですよね。

演技をする、発表する、歌を歌うなどもあがってしまった経験がある人もいるでしょう。

 

【3】症状は人それぞれ

あがってしまったときには、体がどんな状態になりますか?

大勢の前に出る自分を想像してみましょう。

声が震える、冷や汗をかく、膝ががくがくするなどは多くの人が経験したことがあるでしょう。

筆者は緊張すると多弁になるので、知り合いがいるとずっとその人に話しかけてしまいます。

 

あがり症の3大原因

ナナ
なんであがり症になっちゃうんだろう( ´^` )
原因はちゃんとあるぞ!
シン先生

では、なぜあがってしまうのでしょう?

あがり症の原因が分かれば、声優としての大事な場面で対策が立てやすくなりますよね。

 

【1】完璧にこなそうとしてしまう

間違えないようにうまくやりたい、完璧な演技をしたい!と思えば思うほど、「間違えてはいけない」「完璧にやらなければならない」と考えます。

この「~しなければならない」「~すべき」が緊張を生み出します。

 

【2】自意識過剰になっている

注目されているんだ!と思い込んでしまうことが、緊張の原因でもあります。

そして、その注目されていると思っている部分に緊張の影響が出ます。

ココがポイント

声優は「声」の仕事ですから、「口元に注目されている」と思ってしまうことで、声の震えの症状が出る人が多いですね。

 

【3】自分に自信がない

「私なんて」と思っている人は自分に自信がありません。

「下手だと思われているのではないか?」と、どんどん心配になっていきます。

ネガティブなイメージを払拭するのは難しく、不安から緊張することも多いです。

 

あがり症で声優になれるの?

【1】あがらない新人声優はいない

日本人の8~9割があがり症なのであれば、新人声優でもほとんどの人はあがってしまうということですね。

筆者も最初は、養成所のレッスンですら、ガッチガチに緊張して声が出なくなっていました。

そして、声優としてデビューした当初も同じでした。

マイク前のレッスンに慣れておらず、現場で初収録のときには、「声が小さいよ」と、素人のようなダメ出しをもらうほどでした。

どんな声優さんでも、最初は緊張するものです。

あがらない声優は、まずいないでしょう。

 

【2】ベテラン声優があがらないのは慣れているから

ベテラン声優さんをTVなどで見ると、公開収録でもとてもあがっているようには見えませんね。

それどころか、笑顔で楽しそうに仕事をされています。

ベテラン声優は、下積み時代からの現場経験数が違います。

つまり、場慣れしているから緊張しないだけなのです。

また、緊張しても、自分の緊張を解く方法を長年の経験から知っているのです。

 

【3】緊張感も大切

場慣れしているといっても、まったく緊張しないのは違うと思います。

適度な緊張感は持っていないと、だらけてしまい、いいパフォーマンスができません

程よい緊張感は残しておく必要があります。

 

【4】結論としてあがり症でも声優になることはできる!

どの声優さんでも緊張して、あがってしまうことはあることがわかりました。

ベテラン声優でも、たくさんの失敗をし、緊張してきた経験があるからこその今があるのです。

あがり症だからといって、声優になれないということはありません。

声優になりたい方のあがり症の克服方法7つ

ナナ
先生!オーディションの時に役立つ対処法が知りたい(●・̆⍛・̆●)
よし!じゃあ暗示的なものもあるけど、対処法を伝授しよう!
シン先生

~オーディションのときに役立つ対処法~

誰でもあがると分かっていても、やっぱり緊張するものです。

声優になりたい人は、養成所の入所オーディション、事務所の所属オーディション、配役オーディションと様々なオーディションを経験します。

ココがポイント

どのオーディションでも緊張しますが、自分に合った緊張をほぐす方法を知っていれば、緊張を緩和することができます。

その方法を知っていることがあがり症を克服するということなのです。

 

【1】練習を繰り返す

オーディションの時には、自分以外の人がみんな上手く見えてくるから不思議です。

そして自信がなくなってしまい、緊張してしまいます。

練習を繰り返すことで自信がつきますので、あがり症の人ほどとにかく練習を繰り返しましょう

 

【2】自分の姿や声を記録して何度も見る・聴く

自分がどう見られているのか、声がどのように聞こえているのかが不安になると緊張します。

自分がどのように見える、聞こえるのかがあらかじめ分かっていれば、不安になりにくいので緊張を避けられます。

普段の練習から自分の姿を録画、声を録音することで、人がどのように見ているのか、聞こえているのかイメージできますよね。

客観的な視点になっていれば、緊張もしにくくなりますよ。

 

【3】呼吸に集中する

緊張すると、体がこわばる、肩が上がって呼吸が浅くなります。

難しい用語だと、自律神経の交感神経が優位になっている状態です。

副交感神経はリラックスしたときに優位になるものです

呼吸を意識的に深くすると、副交感神経が優位になって、リラックスするというわけです。

ココがポイント

自分が緊張していると気づいたら、呼吸に集中しましょう。

腹式呼吸ができる人は、複式呼吸をやってみましょう。

 

【4】ストレッチをする

体を温めるということでも役に立つストレッチですが、緊張をほぐすこともできます。

緊張すると、体がこわばっています。
それを伸ばしてほぐすことで、血流も良くなります。

結果として、副交感神経が優位になり、緊張もほぐれるのです。

 

【5】今までやってきた練習を思い出す

緊張するということは、自信のなさの表れでもあります。

今まであなたが積み重ねてきた練習を思い出してみてください。

結構頑張ったのではないですか?

本気で声優になりたいと、一生懸命した練習を思い出すとことが自信につながります

 

【6】作り笑いでもいいので笑顔を作る

緊張すると笑顔が消えます。無表情だと、血流も悪くなり、滑舌にも影響を及ぼします。

そこで、無理矢理でもいいので、ニコっと笑顔を作ってみましょう

口角が上がって、筋肉が動きますね。

何度も繰り返すと、血流も良くなりますし、滑舌も良くなります。
気持ちも前向きになりますよ。

形から入るのは良くないと思われがちですが、形を作ることで、心理面にも影響があるのです。

 

【7】とにかく大きな声を出す

声が震えて、セリフが言えないというのは多くの声優が経験します。

そんなとき控室でできることは、大声を出すことです。

自分の声は聴き慣れているので、安心できます。また、口を動かすことで、筋肉もほぐれます。

最初の一言さえしっかり出れば、緊張は吹き飛ぶのです。

 

まとめ

筆者も緊張しすぎて、声が震えて膝がガクガクした経験は何度もあります。

これまで紹介した方法をいろいろやってみて、自分にあった緊張しない対策を見つけておくといいですね。

まったく緊張しなくなるわけではありませんが、緊張をコントロールして最高のパフォーマンスができるといいですね。

 

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