SNSをやったことはありますか?おそらく1つくらいは登録したことがあるでしょう。
今声優として事務所に所属している人、フリーの声優、声優志望者もSNSを利用していることは当たり前の時代です。
就職活動でも小さい会社ではSNSのアカウントをチェックすることもあるという噂もあるくらいです。
声優もSNSをやる方がいい理由とSNSをやるときの注意点についてご紹介します。
1)声優さんでSNSをやる人は増えている
【1】SNSとは?
SNSとはソーシャルソーシャル・ネットワーキング・サービス)の略です。
インターネットを介して、スマホやパソコンで人間関係を構築することができるサービスのことです。
ブログや掲示板でも情報の発信受信はできますが、SNSの方が情報の発信受信が短時間で相互にでき、始め方も簡単であることからSNSが一般的になってきています。
【2】有名声優さんのSNS
有名声優さんもSNSを利用して情報を発信している人が多くなっています。
例えば、杉田智和さん、諏訪部順一さん、三森すずこさん、南條愛乃さんなどはTwitterフォロワー数100万人を超えるアカウントをお持ちです。
ツイートの内容もライブの告知や仕事、プライベートの内容など多岐にわたります。
それぞれがSNSを楽しんでいることが覗えます。
【3】SNSは声優さんの情報発信の方法の1つ
SNSが広まる前までは、声優さん自身から情報発信する方法は少なかった時代です。
同時にTVでの顔出しは、長寿アニメの声優さんにとどまっていました。
SNSの登場で、あまり有名でなくても、ファンへ向けたメッセージを気軽に声優さんから発信できるようになりました。
声優さん側から情報発信することでファンが増えることにもつながりました。
2)声優がSNSをやる上で注意すること
SNSは誰でも簡単に情報発信できます。
声優志望者さんから情報発信をすることもでき、他の声優志望者さんから情報を受け取ることもあります。
情報のやり取りで非常に便利なSNSですが、いくつか注意したいことがあります。
【1】社会的に見て常識の範囲内で
SNSはインターネットと対応デバイスがあれば、情報をいくらでも発信できますね。
でも、社会的に見て、「非常識」と感じられることは書かないようにしましょう。
ポイントは自分が常識だと思っていることでも、他の人には非常識だと思われることがあるという点です。
また、面白いと思って投稿した内容でも法に触れてしまうことがあれば、逮捕されるなんてことにもなりかねません。
【2】誹謗中傷を書き込まない
愚痴をSNSに吐き出すことは筆者もよくありますが、愚痴を超えて他人の誹謗中傷を書き込むのはNGです。
他の人が見て不快になるような内容は気持ちのいいものではないですよね。
価値観の相違で腹が立つこともあるでしょう。
しかし、議論を外れて誹謗中傷を書き込むことは名誉棄損になることもあります。
【3】機密情報を書き込まない
例えば、コンビニでバイトをするとしましょう。
そのコンビニで知り得た営業情報や販売前の新商品の情報などを投稿することはNGです。
ほとんどの企業が入社のときに機密情報を漏らさないという契約書を提示しています。
それにサインした時点で、その企業の機密情報は投稿してはいけないのです。
ココに注意
それと同じで、声優業界にも機密情報も存在します。
SNSで気軽に情報発信してしまうと、自分の評判だけでなく、声優業界の信用を落とすことにもつながります。
場合によっては損害賠償を求められることもありますよ。
【4】裏アカだからといって油断しない
1つのSNSで別のアカウントをとって使い分けている人もいるでしょう。
でも、SNSは誰がどうつながっているかわかりません。
裏アカだからと好き勝手にヤバいことを書き続ければ、巡り巡ってその情報が拡散される可能性もあるんです。
どのアカウントでも節度を守って使うようにしましょう。
3)声優になりたい人はTwitterをやるべきである
声優の三石琴乃さんが雑誌でコメントした話が話題になっていました。
アニメの制作委員会が「この子はTwitterをやっていないから」という理由でキャスティングされなかったという事例があったという内容です。
三石琴乃さんも声優業界が心配だとコメントしています。
そこで、声優志望の方にはTwitterを始めることをおすすめします。理由もご説明しますね。
【1】事務所側もTwitterアカウントを見ている可能性がある
アニメの制作委員会の発言からもわかる通り、アニメの制作側の人間はTwitterのアカウントをチェックしている可能性があります。
ということは、声優事務所でもTwitterのアカウントをチェックしている可能性もあるということです。
「声優は役者なんだし、Twitterうんぬんで判断されたくない」と思う気持ちをもつ人もいるでしょう。
でも、声優になりたいのであれば、可能性として考えられることはすべてやっておいて損はありませんよ。
ツイート内容はこだわる必要はありませんが、自分のPRもできるので一石二鳥です。
【2】フォロワーが多いと有利になる可能性も
三石琴乃さんのインタビューの中で、「Twitterのフォロワー数が多い人からキャスティングする」というコメントがあります。
フォロワー数が多い=人気があるという解釈をされるということがわかりますね。
制作者側も視聴率がとれる方がいいので、新人声優を使うときにはなるべく人気が出ることを裏付けるような要素が必要なのでしょう。
【3】見られていることを常に意識しよう
TwitterでもInstagramでも、全世界の人から見られていることを常に意識することも必要です。
声優として売れない時期、声優養成所に通っている時期に不用意な発言をしてしまうと、その後売れた後に叩かれることになってしまうこともありますよ。
声優業界はいつ何が起きて売れっ子になるのかわからない世界です。
失言した!と思って、投稿を削除しても、他のユーザーが拡散した後だったなんてことにでもなると目も当てられません。
SNSの過去の発言も含め、いつ人に見られてもOKな投稿をするようにしてくださいね。
4)SNSを利用して情報を集めることもおすすめ
SNSは自分の発信する投稿が人に見られているのと反対に、SNSを使って情報を集めることだってできるのがいいところです。
声優になるには、情報を集めてより自分に良い情報を得ることも重要です。
【1】声優養成所や事務所の情報を集める
声優養成所や事務所がTwitterの公式アカウントで情報を発信していることもあります。
もちろん公式サイトでも公開されている情報でもありますが、Twitterならスマホでちょっとした時間にもチェックできますね。
自分が行きたい声優養成所や事務所のアカウントをフォローしておけば、情報の取りこぼしもなくなります。
その年その年で養成所や事務所の制度が変わることもあるので、旬の情報を受け取るにはピッタリです。
【2】オーディション情報を集める
声優養成所、声優事務所のオーディション情報の他、一般向けに開催されるオーディション情報もSNSなら簡単に集めることができます。
声優になるには、情報を集めて行動することも非常に大切なことです。
声優になっても、営業が自分でもできるのであれば、どんどんSNSで情報を集めてオーディションを受けまくりましょう。
まとめ
筆者はTwitterのアカウントは持っていましたが、ほとんど使っていなかったので、事務所所属時代でも情報集めは人伝えのみでした。
事務所からのオーディション情報を待つのがほとんどで自分から探してオーディションを受けることはしていませんでした。
今思うと、Twitterをもっと活用してオーディション情報を集めればよかったと後悔しています。
今Twitterでいろいろと発信するようになり、情報がどんどんはいってくることに驚いています。
みなさんもSNSをどんどん活用して、声優になる道を切り開いていきましょう!