「声優になりたい人がうまくセリフを言えるようになる方法」なんてこっちが知りたい!と、プロでもみんな思っています。
芝居は究極はみんな一生勉強の身です。
ですが、演技の勉強を始めたばかりの人が遠回りしなくていいように(遠回りも勉強ですが「若い声優」が求められるいま遠回りばかりしていられません!)、必ず演技の勉強を始めた時によく言われることや、みんながおちいりやすいケース、一般的に言われていることなどを、実際の経験から生まれた考えをまじえつつ、「声優になりたい人がうまくセリフを言えるようになる方法10選」をお届けしたいと思います!
【1】セリフをうまく言おうと思うことをぞくにスケベ心という


セリフをうまく言おう言おうとすることをよく「スケベ心」と言ったりします。
「うまくセリフを言えるようになる方法」なんてタイトルでありながら、読んでいる方は「なんだそれは!」ですよね。
でもまあ、そうなんです。
養成所などで演技の勉強を始めたらよく「うまく言おう言おうとするんじゃない。」と先生が生徒さんに言っているのに出くわすと思うので、その言われた生徒さんのその時の演技を見ていれば(聴いていれば)だんだんなんとなくどういうことかわかってきますが、
ココがポイント
つまりはセリフは「形」じゃないということです。
そこに「心」がなければいけないのに、形や外側(言い方)にこだわっている感じです。
「え?でも形って大事じゃない?よく形から入れって言うし。」と思われている人もいると思います。
実のところそれも必要なケースもあるかなとは思いますが、それはプロの人でもう芝居が体に染みついている、無意識でできてしまうような人たちにはアリかもしれませんが、演技の勉強を始めたばかりの人が同じことをやってもおかしな形になるだけです。
覚えておいてほしいのは、「役の心の動きや目的を追っていけば、自然と形は勝手に作られていく」ということです。
【2】間を大切にする
「間」というものは、心の動きによる「間」や、物理的にあいた「間」、登場人物が意図的にあけた「間」などあります。
例えば、アクシデントがあって心の中で焦って「どうしよう!どうしよう!」となっているときにできる「間」は心の動きによる「間」、飴玉をなめていてつばを飲み込むときにできる「間」は物理的にあいた「間」、含みを持たせる「間」は登場人物が意図的にあけた「間」という風にです。
その状況や感情によって、そこにぴったりな「間」をあける必要があるのです。
セリフを読むときはそういったことまでイメージしながら読むようにしましょう。
【3】緩急を大切にする
緩急とは、セリフをセリフの中で、速く読んだりゆっくり読んだりすることです。
リズムのメリハリといった感じです。
これもむやみやたらに速くしたりゆっくりにしたりするのではなく、その場にぴったりな緩急で行う必要があります。
ココがポイント
ぴったりはどこからくるのかというと、やはりこれも「間」のとき同様に、心の動きや物理的理由や、登場人物の意図するものだったりをイメージすることから始まります。
【4】切り替えが重要
わりと簡単に「うまいな」「へただな」とわかるところはこの「切り替え」ができているかどうかではないかと思います。
セリフごとの切り替えだけではなく、一つのセリフの中でも切り替えポイントはあります。
これは舞台をやっている人のほうが理解しやすいかもしれません。
例えば、一つのセリフの中でもいろいろな心の動き(感情の切り替え)や、物理的な動き(物理的切り替え)などによって切り替えるポイントがあるのです。
心や行動を追っていけばこの切り替えポイントは自然とできますが、人の能力や才能なんていうものは人それぞれで誰もがそれをできうるとは思えないので、ひとまず心や行動を追っていくことと並行して、意識的に「このセリフどこか切り替えポイントはないかな~?」と、セリフをチェックしていくと良いのではないでしょうか。


【5】距離感も気にする
もう一つセリフで大事なのが、「距離感」です。
例えば、教室の端と端で話すのと、後ろの席の人に顔を近づけて話すのでは、声の大きさは違いますよね。
台本をもらったら、どのくらいの距離でしゃべっているセリフなのかを、ひとつひとつ洗い出す必要があります。
【6】登場人物を魅力的な人にすることも大事
これはけっこうポイントです。
これができるとプロへの道が一歩近づくのではないかと思います。
ココに注意
魅力的というと「美しい」「かわいい」「かっこいい」とかそういったものを思い浮かべるかもしれませんが、それだけではなく、「人をひき付ける何か」です。
舞台演劇とかでも、出てくる登場人物が持っている「人をひき付ける何か」が観客の心を離さずにラストまで引っ張っていきます。
そういった人をひきつけるような魅力的な登場人物を作り上げることも重要です。
【7】あらかじめ用意したセリフでしゃべらない
何度も何度も同じ台本を読んで練習していると、そのうち「型」ができてしまいます。
本人はイメージしたものを実際に演じられるように、思い描いたものが聴いている人にきちんと伝わるような演技にするために掘り下げながらよかれと思ってやっているわけですが、本番でも同じものをそのままやりがちです。
家で練習しているときは相手役なしで一人でやっていることがほとんどだと思いますが、本番は会話の相手がいます。
相手がどんな芝居をしてくるかは当日にならないとわかりません。
その相手の芝居に合わせた受け答えをしなければならないのです。
【8】人のセリフをきちんときく!
STEP7に通じますが、相手の芝居に合わせた受け答えをするためには、ちゃんと相手役の芝居を聴いていなければならないということです。
きちんと聴いて、その役として反応をしていくことが必要ですが、これは慣れもあるので、たくさんお芝居をしてください。
自然と反応できるようになってきます。
【9】行間をよむ
ぶっちゃけこの「行間をよむ」というのは難しいです。そしてとても重要です。
で、この行間をよむ能力を養うためには「たくさん本を読むこと」が必要になってくるのだと思います。
この「行間をよむ」ために「たくさん本を読む」というのはおそらくみなさんもなんとなく「あー、やっぱりそうだよね~。」となんとなくわかると思いますが、実際にその本当の意味がわかるのは、本当にたくさん本を読んだ後だと感じます。
【10】イメージができていれば上記のことは自然とできる!


ここまでいろいろと言いましたが、どれにも一貫して共通しているのが、「イメージ」です。
自分の中にこれがきちんとあれば、あれこれ考えなくても勝手にそうなるというわけです。
でもこれもやっぱり才能やセンスなんて人それぞれ、誰もが初めからできるようなことだとは全く思いません。
ココがポイント
いいんです。才能やセンスがなくたってその分努力をすれば。
最初のうちはこれと並行して、「意識的に」、今回ご紹介したようなことを詰めていく作業をしてみてください。
まとめ
いかがでしたか?
今回「声優になりたい人がうまくセリフを言えるようになる方法10選」をご紹介しましたが、これらができているかどうかを確認する作業が必要です。
頭の中でできていると思っていても、実はできていなかった、できた気分になっていただけ、ということはよくあります。
確認するには実際にセリフを録音して聴くということをしてチェックしてみてください。
思い通りにできていなかったらできるまで何度でも繰り返しましょう。
そうやって繰り返していくうちに、思い描いたことがスッとできるようになったり、今回ご紹介したことも当たり前のようにできるようになっていますよ!
ぜひがんばってください!応援しています!