最近は声優も俳優として認知され、TVのバラエティ番組などで声優陣が出演しているのをよくみかけるようになりましたよね。
ルックスもよく、歌って踊れる人材も豊富。
「声優は裏方」と呼ばれていた時代はもうありません。
今では立派に華やかな職業の仲間入りを果たしています。
そんな華やかな世界の声優業界には一体どんな人が向いているのでしょうか。
6つの性格にわけてみてみましょう。
【向いてる人1】明るく社交的な人
これはもう声優業界のみならず一般社会でも言えることですよね。
ココがポイント
明るく元気な挨拶が出来て、一緒にいて楽しくなれる人というのはどこの世界でも重宝されます。
それはもちろん声優業界でも同じことです。
例えば、同じ力量の声優が二人いるとします。
「Aさん」は明るく社交的でスタジオの収録が楽しい雰囲気になる。
「Bさん」は基本無口でスタジオでもセリフ以外はなにもしゃべらない。
どちらと一緒に仕事をしたいと思うでしょうか?
これはもう断然「Aさん」ですよね。
だって「Aさん」と一緒に仕事したほうが楽しいわけですから。
誰だって、つまらないより楽しいほうがいい。
当然のことです。
そう考えると、一緒にいて楽しくさせてくれる「明るく社交的な人」は
どこからどうみても「声優に向いている」と思います。
【向いてる人2】向上心のある人
声優という職業は「自分自身の体」を使って「演技」をするお仕事です。
そのためには「様々な演技が出来る自分」をつくりあげなければなりません。
これは一朝一夕にできることではありません。
「声を出すためのトレーニング」、「多くの役をこなすためのトレーニング」など、日々の努力が必要です。
ですが、こういったトレーニングはやろうと思っていても中々できないものです。
「今日はいいや。」、「明日やろう」なんて、ついつい甘えが出てしまいます。
ただ「向上心のある人」は違います。
自分が高みにあがるにはどうしたらいいのかを常に考えて足りないところを補おうとするのでトレーニングも毎日欠かさずこなします。
ココがポイント
更に「これは良い」と思ったものをすぐに取り入れ、自分なりに改良を施し、自分にあうように物事を形成する能力にも長けています。
そもそも向上心のある人は、自分に甘くするという概念がありません。
なぜならば目標に向かってスキルアップしていく自分自身を楽しむことができるからです。
このタイプの人間は、なにをやっても成功すると思います。
もちろん「声優」でも成功するでしょう。
【向いてる人3】想像力のある人
「想像力」は「声優」にとって最大の武器です。
アニメ作品で、とあるキャラクターを演じることになったとしましょう。
手元にある資料はキャラクターの画と「セリフ」のみ。
もちろんセリフやキャラの動きで、ある程度の性格は掴めるでしょう。
ですが、そのキャラクターがどんな人生を送ってきて、この先どのようになるのかまではわかりませんよね。
でも想像力があれば、そのキャラの過去や未来を作り上げることが出来ます。
ココがポイント
つまり演じる自分自身が演じるキャラクターの人生を歩めるのです。
キャラと共に生きることができれば自然と演技に深みが生まれます。
「言い回しはこうなるだろう」とか「この時の気持ちはきっとこう思うはずだ」など、キャラの癖や気持ちまでわかってくるはずです。
そうなったらもう怖いものはありません。
思うがままキャラクターが動いてくれるでしょう。
なぜならば、その時点で「キャラクター」=「あなた」だからです。
キャラクターとシンクロできる「想像力のある人」は確実に「声優向き」です。
【向いてる人4】オタクな人
実は声優界にはこの「オタクな人」がたくさんいます。
- ゲームオタク
- アイドルオタク
- アニメやマンガオタク
中でもこの3つが多いですね。
このタイプの人たちは知らず知らずのうちに多くの能力を身につけています。
まずは「集中力」。
「オタクの人」はとにもかくにも「集中力」が半端なくあります。
ゲームは寝ないでいくらでもできると豪語します。
ひとたびゲームを始めれば睡眠さえも忘れてゲームに没頭できる。
この「集中力」は簡単に真似できるものではありません。
次に「愛情」と「仲間意識」。
アイドルのライブとあれば全国どこへでも応援にかけつけます。
自分達がアイドルを支えているという仲間意識やプライドもあります。
目線も心も、アイドルの親に近いものがあると思います。
そして「記憶力」。
好きなアニメのことならなんでも知っています。
あのシーンではこんなことがあった。あのキャラのあのセリフがいい。などなど、いくらでもその作品について語ることができます。
これらの行動はいくら好きでもそうそうできることではありません。
でもそれが「オタクの人」はできるのです。
これを「声優」に当てはめてみるとどうでしょう。
「集中力」
トレーニングをいくらでもできる。
気づいた時は達人クラス。
「愛情」、「仲間意識」。
この作品、この仲間達のために自分ができることはなにか。
その答えを自ら導き出し行動することができる。
結果、モチベーションUPにつながり、スキルUPできる。
「記憶力」
監督やスタッフさんたちの情報を覚えることができる。
この監督はこういった演技を好むから、このキャラの演技はこうしよう。
このスタッフさんはマイク位置を気にするからもっと離れて声を出そう。
などなど、記憶をたどって先を予測し、準備することができます。
どうですか。
ココがポイント
集中してトレーニングできて、常にモチベーションも維持。
そして収録にあたって事前の準備もぬかりなく行える。
これだけできれば相当なものでしょう。
しかもそれらを無理なく普通にこなせるわけです。
更に言えば、声優の仕事は「ゲーム」や「アイドル」、「アニメ」といった現場が必然的についてくる。
これはもう「声優向き」以外のなにものでもありませんよね。
【向いてる人5】元ネクラだった人
声優界、このタイプの人たちも非常に多いです。
元ネクラどころか、元ひきこもりだった人など、ネクラ以上だった方もたくさんいます。
このタイプの人たちはひとたび「声優」になったらとことん力を発揮します。
なぜならば、どんぞこを味わっているからです。
苦しみを知っているのです。
もうあの頃の自分には戻らないという強い意志を胸に秘めているため、迷いがありません。
気持ちは常に前だけを向いています。
また過去の自分を克服した経験があるので、逆境にもとても強いです。
「あの頃よりもマシ」だと思うことで、どんなトラブルやアクシデントも冷静に乗り越えられます。
このタイプの人たちは「声優に向いている人」というよりもどんぞこから這い上がるために、自分の殻をやぶり、「自分の心を声優に向けた人」でしょう。
ココがポイント
心から尊敬するに値する人たちなので、機会があればお近づきになることをオススメします。この人たちとの出会いは冗談抜きで人生が変わります。
【向いてる人6】なりたい気持ちがある人
ラストに紹介する「声優に向いている性格パターン」。
それは「声優になりたい気持ちがある人」です。
様々な性格のパターンをご紹介してきましたが、これはすべてに当てはまることでしょう。
明るく社交的であろうと、向上心があろうと、なんであろうと、「声優になりたい気持ち」がなければスタートは切れません。
逆を言えば「声優になりたい気持ち」があれば「声優になれる」ということです。
色々な性格パターンで「向いている人」をご紹介して参りましたが、「この気持ち」さえあれば誰だって「声優になれる」のです。
「声優になりたい気持ち」を強くもってください。
その「気持ち」はいつしか「声優になる」という「意志」に変わります。
そしてその「意志」は「声優への道を拓く力」と変わります。
気持ちを変えていきましょう。
気持ちが変われば自分も変わる。自分が変われば世界も変わる。その時にあなたがいる世界。
それこそが「声優界」です。