声優になるには

声優になりたい男女の違いはあるの?7つの疑問に応えてみました

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今やなりたい職業のトップにランクインする程の職業となった「声優」。
一体どれぐらいの人が「声優」を目指しているのでしょう?

そして男性、女性の割合はどちらが多いのでしょう?
「声優」になるためには男性の方が有利なのか?女性の方が有利なのか?そもそも男性と女性に違いはあるのでしょうか?

今回はそんな疑問に応えてみたいと思います。

【違い1】声優を目指している人ってどのくらいいるのでしょうか?

ナナ
先生!声優さんになりたい人ってどのくらいいるのかな?(◍´•ω•` ◍)
数自体はすごく多いぞ!なんと36万人くらいだ!
シン先生

「声優」になりたい人口は日本全国に約36万人程いると言われています。
そして現在「声」の仕事をしている人の数は大体1万人2・3千人。

36万人いる中で1万2・3千人ということは大体30人に1人ぐらいが声優になれる計算ですね。これは意外にも中々いい確率がでました。

ココに注意

ただしこれはあくまで「ラジオDJ」や「アナウンサー」、「ウグイス嬢」など「声」の仕事を生業にしている人たち全てを含めた数でしょう。

実際に「アニメ」や「吹き替え」、「ナレーター」などの部類に入る「声優」の数はフリーの方々を含め2千人程度と思われます。

しかもその約2千人の中で「声優」だけで食べている人は更に少ないでしょう。
実際「声優」で食べている人の数は300人ぐらいという説もあります。

1万人中の300人・・・途方もない確率になってしまいました。
そう考えると「声優」への道は果てしなく険しいですね。

ただ「声優の仕事」で食べていけるか、いけないかはぬきにして、「声優」になれる確率は悪くないですよね。

クラスで一人は声優になれる数値なわけですから。
いや、これは悪くないというより、むしろ良いぐらいでしょう。

ココがポイント

まずは「声優」にならなければ何も始まらないのだから、声優になれる可能性が高いのは嬉しい情報だと思います。

 

【違い2】男性と女性、どちらが声優になりやすい?

声優を目指している方なら「声優名鑑」の存在はご存知でしょう。

「声優名鑑」とは声優ファンのバイブルでもある「主婦の友インフェス」より発行されている「声優グランプリ」の名物付録のこと。

この「声優名鑑」の最新版「声優名鑑2018年度版」に掲載されている「声優」の人数は「女性800名」・「男性571名」となっております。

数字上でみると、「女性」の方が多いですね。
ということは女性の方が「声優」になりやすいということなのでしょうか?

答えはNOです。この数字だけで「女性の方が声優になりやすい」と考えてはいけません。

なぜなら、ここ近年、女性の声優志望者が増加しているからです。
その数は男性の3倍と考えられています。

ココに注意

つまり女性の方が男性よりも競争率が激しいということです。

また女性は少女を演じる場合や、少年を演じる場合に同じような声質になりやすいと言われています。

なのでオーディションなどで役を勝ち取る決め手は芝居部分になるでしょう。
芝居部分=実力勝負ということです。

ちなみに男性は声変わりなどで声が低くなることから、似たり寄ったりな声質にはなりにくいそうです。

女性の方が「声優の数」は多くても、倍率やライバルが多く、芝居部分で役を勝ち取っていかなければならないことを考えると、男性、女性どちらがなりやすいのかを判断するのは難しいですね。

フィフティーフィフティーにしておきましょう。

ナナ
女性は競争率が激しいのか~( ˘•~•˘ )
そうだな!でも数字だけで決めてしまえるほど単純でもないぞ!
シン先生

【違い3】事務所に所属している男女の割合はどんな感じ?

先の「声優名鑑」でもお話した通り、これは「女性」の方が多いですね。
しっかりと「800」と言う数字に表れているのだから間違いないでしょう。

声優事務所には「女性のみを所属させている」所も多数あるので必然的に「女性」の方が多くなるのだと考えられます。

【違い4】男女需要が多いのは?

一概には言えませんが、デビューしたてで考えると女性の方が仕事量は多いでしょう。

これはデビューしたての新人をアイドルとして売り出そうとする事務所が多くあるからです。
アイドルとしての活動の幅があるという意味で女性に分があります。

もちろん、男性アイドル声優もいます。
ですが、女性アイドルに比べればその差は歴然です。

ただし「声」のみの活動の幅で考えれば、男女の差はほぼないと言えます。
「声」のみの仕事は男性でも女性でも仕事は均等にあると思います。

 

【違い5】仕事の量や種類に違いはある?

昔は女性のみがキャスティングされるゲームやCDドラマなどが豊富だったので、女性の方が仕事の量、種類ともに多かったイメージがありますが、近年ではスマートフォンなど携帯アプリゲームの普及により男性のみのゲームも数多く登場しています。

また相当数の武将などが登場する歴史もののゲーム数が非常に増えたために男性声優自体の仕事量も大幅に増えてきています。

今現在は男性、女性ともに仕事の量に違いはないでしょう。

ただ先にも記した通り、アイドルとしての仕事は圧倒的に女性の方が多いです。
アイドルの仕事、「歌」や「イベント」などを一つの種類と考えるのならば、その種類は女性の方が多いかもしれません。

 

【違い6】収入が多いのは?

ナナ
お給料が多いのはどっちなのかも気になる…( •̅_•̅ )
給料は生活にも関わってくるから、知っておいたほうがいいな!
シン先生

次は収入面での違いについてです。
これは見かたによって変わると思います。

例えば、「単発的に見て収入が多い」のは女性。「長期的に見て収入が多い」の男性でしょう。

なぜ女性声優が単発的な収入を多く得られるのかと言うと、アイドルとしてデビューした女性声優はブレイクした時、一気に商品価値があがり爆発的な人気を得ることができます。

その時に売れるグッズやCDの売り上げ、それに加えてアニメやイベントの数々。これらの売り上げは相当な金額になります。

ただし、その人気は一時的なもの。女性は年齢と共に人気が下がっていくからです。

女性の声優で十数年も活躍し続けているのは本当にごく少数の人達です。
それもその人たちは主にアイドル声優と呼ばれていた声優ではなく実力派声優として名を馳せた方々です。

アイドル声優として数十年活躍している人だけで考えるとその数は大幅に減るでしょう。

それとは逆に男性の声優は何十年と一線で活躍されている声優が数多くいます。

ココがポイント

女性のアイドル声優が一時の爆発力でそれなりの収入を得たとしても、長い年月がたっても変わらず一線を走り続けていく男性声優の方が結果的に収入が上回るのです。

したがって「単発的に稼げるのは女性」、「長期的に稼げるのは男性」。生涯収入は「男性の方が稼げる」ということですね。

 

【違い7】長く生き残ることができるのは?

これはもう確実に男性ですね。
収入の話の中でもあったように女性声優、主にアイドル声優と呼ばれる人たちは人気が下がってしまう傾向にあります。

男性は年齢を重ねてもビジュアル面や声質に関して大きな変化がありません。

それどころか年齢を重ねれば重ねる程に、声に深みや渋みなどの味が出て魅力が増して人気を博すといったこともあります。
こうしたことから男性の方が安定した流れで声優業界を長く生きていくことができます。

もちろん、この業界に安定の二文字は存在しません。
あくまで女性声優と比べれば男性声優の方が安定しているということです。

またアイドル声優のみならず女性は入れ代わり立ち代わりが激しいと言われています。
アニメ作品をとってみても次から次へと新たな新人声優が出ては消え、出ては消えていきます。

ココがポイント

結局のところ、アイドルとしてパッと出て来た女性声優の方々は長い期間生き抜く技術を持っていないということです。

基礎からコツコツと階段を上って来たメンツこそが長く生きていけるのです。

もしこの先、皆様がアイドル声優としてデビューすることになった時は、必ず基礎練習を怠らないようにして欲しいと思います。
基礎がしっかりしていれば例えアイドル人気が衰えたとしても、業界ではしっかり生き残っていけるはずです。

今回は男性と女性の違いについて話してきましたが、こうしてみると多少の違いはあるにしても正直そこまで違いはないですね。

男性、女性といった性別の違いはそれほど気にしなくていいと思います。

なんにしても生き残ることができるか否かは自分次第。
自分を信じて前に進んで行くことだけを考えていただければと思います。

 

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