アト研は他の養成所に比べてあまり取り上げられないことも多いのですが、一体どういった養成所で、評判はどうなのでしょうか?
今回はアト研の評判について調べてみました!
アト研はアトミックモンキーの付属養成所
「アトミックモンキー声優・演技研究所」略して「アト研」は、声優の関智一さんがトップの声優プロダクション「アトミックモンキー」の付属養成所です。
アト研のシステムは?
アト研のシステムはやや独特でいろいろなルートがあり複雑です。
まず、最初の養成所の入所オーディションで、普通に研究所に入るか研究クラスに入るか分かれます。
研究クラスにいける人数は決まっていません。
研究クラスの方は優秀な人が入るクラスで期間は1年間です。そのあと認められればゼミ科に上がるかプロダクションの所属となります。
ココがポイント
普通に研究所に入った人は2年間の養成期間のあとで認められればゼミ科に上がります。
研究所の人でも優秀な人は2年間の養成期間を待たずにゼミ科に上がることもプロダクション所属になることも可能です。
ゼミ科のあとは、合格すればアトミックモンキーに晴れて所属できるという流れになっています。
年齢制限ですが、アト研は15~30代くらいまでとかなり広いです。30歳ではなく30代なのでここなら入れるという人は多いかと思います。
レッスンは、A~Hクラスまでの全8クラスもあり競争率が激しそうですが、クラスが多い分、曜日が「月・水・木・土」と選べますし、時間帯も朝昼晩といろいろな種類があるので大変通いやすいと言えます。
1クラスあたりが20人くらいというのもおすすめです。
30人とかになってくるとなかなか順番が回ってこなかったり目が行き届かなかったりするものですが、このくらいの人数だと他人の発表も聴けて自分の発表もかなり回ってくるのでちょうど良いラインです。
アト研ではこんなことをする!
アト研の最大の特徴はなんといってもオーディションの多さではないでしょうか。
年間6回のオーディションがあるということは、2か月に1回はオーディションをやっている計算になります。
たいていの養成所は卒業時に1回あるか進級時にあるというのが一般的です。
と言っても毎回マネージャーの前で面接式のオーディションがあるわけではなく、6回の内4回は録音したものを聴いてもらう審査になります。
かえって音声だけで判断されるので、このオーディション方法は正解かもしれません。
そのほかにもアクションやゴスペル、コミュニケーションなどほかの養成所ではあまりみられないようなレッスンもあります。
アト研の学費は?
アト研の学費は、最初に入所金が108,000円(税込)かかり、そのあと毎年388,800円(税込)がかかります。
アト研の卒業生5人!
- 藩めぐみさん(藩恵子さんの娘さんです)
- 佐藤有世さん
- 小野友樹さん
- 藍原ことみさん
- 河上明日香さん
アトミックモンキーの所属声優にはこんな人がいる!
- 関智一さん
- 杉田智和さん
- 愛河里花子さん
- 折笠富美子さん
- かかずゆみさん
- 長沢美樹さん
アトミックモンキーは外部からの移籍者多し!
アトミックモンキーにはそうそうたる声優さんが名前を連ねていますが、実はこのそうそうたる方々の99%が外部からいらっしゃった人たちです。
養成所の卒業生で売れている人は親御さんが有名声優さんだったりとコネがあったりもするので、人気声優といった感じの人は今のところまだ本当に少ないと言えます。
ただ、人気声優になった人は少ないですが、仕事が全くない小さなプロダクションとは少し違い仕事はあります。
アト研の評判は?良い評判と悪い評判のまとめ
アト研の良い評判
男性
講師陣が活躍されている人ばかり
先生が活躍されている人気声優さんばかりなことと、劇団活動も豊富な方々ばかりなので信頼できます。
女性
通いやすい
曜日などを選べるので、自分の都合に合わせて通いやすいです。
女性
飛び級できる
飛び級制度があることと、オーディションがしょっちゅうあるので常に緊張感を持っていられる。
アト研の悪い評判
女性
人気声優は外部からの移籍者がばかり
所属しているほとんどの人気声優は外部からの移籍者がばかりなので、この養成所を第一希望にする理由があまりみつからない。
男性
飛び級しないと費用がかさむ
飛び級なしで全部通うことになれば学費がけっこうかかるのでつらい。
女性
レッスンが少ない
週1回2時間半のレッスンなので、これで大丈夫なのか不安になることがある。
まとめ
まだ卒業生の方ですごく人気が出たという声優さんは少ないですが、講師陣の方々も実力のある方ばかりで地味におすすめな養成所と言えるのではないでしょうか。
第一志望を大手の声優養成所にする人が多いので必然的に優秀な人がそういった大手に集まりやすいため、そういった所は競争が厳しいこともあります。
なので人によってはこういったところの方が結果的には良かったということもあるのではないでしょうか。