声優に年齢は関係あるの?年齢別に考えてみた!
幅広い年代が活躍する声優界。
では「声優」になるためのベストな年齢はあるのでしょうか?
今回は「声優」になるベストな年齢についてお話したいと思います。
10代で声優は早い?
早速ですが10代から考えてみましょう。
10代のメインとなると「中学生」と「高校生」になりますね。
ココがポイント
正直、どちらにしても「声優」になる年齢としては早いと思います。
この年代(中学生・高校生)から現場で活躍している役者はほぼ子役経験者です。
すなわち、すでに芸歴も10年クラスの中堅クラス。
ほとんどの方が事務所に所属しています。
また声優というのは声色を変えればいくらでも子供を演じられます。
今現在多くの作品で子供を演じているのは大人の声優です。
年相応の10代(中学生・高校生)が作品の声を担当することはほぼありません。
もちろん世界的にも知名度がある劇場作品などは監督の意向によって、キャラクターと同年代の子供をキャスティングする場合もあります。
ですが、それは本当に稀な事です。
なぜ現役の中学生や高校生がキャスティングされないのか。
その理由はスケジュールです。
18歳未満の現役の学生は学校があるため、必然的に学校の授業がある時間帯の収録ができません。学生の収録可能な時間帯は夕方から22時までと限定されてしまいます。
声の仕事というのはキャスト全員が一緒に収録する形が基本です。夕方から22時までしか収録が出来ないとなると他のキャストさんを確保することが難しくなってきます。
メイン級を担う売れっ子さん達のスケジュールを確保するだけでも困難なのに、他のキャストさんの事、更には現役の学生役者のスケジュールまでとなると確実に現場は混乱します。
子供の声を演じられる大人がたくさんいる中でそんなリスクを背負う必要はありませんよね。したがって子供の声を演じられる大人を起用するのです。
つまりこの中学生、高校生の時は無理をしてまで声優にならなくても大丈夫と言う事です。
高校生の場合、進路はしっかり考えるように。
ただし、高校生の場合は今のうちから、声優系の専門学校に進むのか、事務所の養成所へ進むのか、大学に進学するのかなどなど、しっかりと進路について考える必要があります。
中学生に関してはお好きな高校へ進学されて大丈夫です。高校生活の中でどのような道に進むかをゆっくり決めてください。
トレーニングはしておくこと。
10代で声優は早いと言いましたが、声優になるためのトレーニングはしておいたほうがいいです。
滑舌練習、腹式呼吸、早口言葉などのトレーニングは今から習慣づけることをオススメします。
学生でも入ることができる養成所もある。
ちなみに土日のみのレッスンという形で、学生でも入る事ができる養成所もあります。
自分でのトレーニングが難しい方は、そういった気軽に通える養成所に行くのも一つの手だと思います。
20代で声優になる人が多い?
大体20代で声優さんになる人が多いんだ。
声優になる年代として圧倒的に多いのが、この20代でしょう。
高校を卒業して専門学校に進学した方、大学に進学した方が卒業を迎えるのが、20代前半という年代です。
そして卒業を機に事務所の養成所やオーディションを受けて声優になる形を選ぶ人が大勢います。
また一度就職したけどそれを辞めて声優への道を選ぶ人たちも多くいます。
20代は様々な強みがあります。
この年代の人たちはアルバイトや社会人を経験して上下関係もしくは人間関係をしっかりと把握しているためコミュニケーション能力が高く、とにかく業界にいち早く馴染める人材が多いです。
また順応力も相当高いのでどんな状況でも瞬時に判断することができます。
さらには収録現場をしっかり仕事として認識できるため、仕事としてプロ意識をもって収録にむかうこともできます。
なにをするにも高い能力を発揮できる年代と言えるでしょう。
時間とお金に余裕ができる。
学生の頃は融通の利かなかった時間とお金がある程度自由になるのも強みの一つと言えます。
時間とお金が自由になることで、オーディションを受けたり、出たい舞台に出演したり、ワークショップにいったりと自分からスキルアップや宣伝活動ができます。
選択肢も増える。
- ストレートに養成所へ入るのもよし。
- 舞台を経験しながら声優を目指したいのなら劇団に入るのもよし。
- 色々な事務所へのオーディションが受けられる専門学校へ進むのもよし。
このように自分の生活やスタイルにあった選択ができるようにもなります。
20代がベスト。
「若さ」と「やる気」と「経験」、そして「時間」と「お金」。
これらが充実してくるのが20代です。
まさに一番あぶらの乗った旬な時期と言えるのではないでしょうか。
声優になるには20代がベストだと思います。
30代から声優になる人も結構いる?
先程、声優になるには20代がベストと言いましたが、実は声優界、30代でデビューした方が結構いたりします。
もちろん舞台役者などからの声優デビューする方もいますが、そのほとんどが元社会人です。そしてその職業も様々。
・元サラリーマン。
・元OL。
・元編集者。
・元トラック運転手。
・元カメラマン。
・元コック。
・元パテシエ。
・元プロレスラー。
などなど・・・
スタートが遅い分、人一倍、二倍の努力は必要だと思いますが、30代で声優デビューしてバンバン仕事をされている方、活躍している方は本当にたくさんいます。
30代は30代のよさがある。
もちろん10代20代の持つ若いエネルギーにはかなわないと思います。
ですが、30代にはそれを補えるだけの経験値や人間力が備わっています。
考えてみてください。
30代なんて世間一般で言えば、まだまだ若手の働き盛りの世代ですよ。
やってやれないわけがありません。
例えばサラリーマンの役が来た場合。
声優が演じる役は本当に多種多様です。
その中でサラリーマンの役をあてられることだってザラにあります。
10代にサラリーマンが出来ますか?答えはNOです。
ですが、30代なら?それも元サラリーマンなら?
文句なしにリアルな演技ができますよね。
だって実際にサラリーマンやっていたのですから。
ココがポイント
そうです。30代には30代のよさがあるのです。
「年齢がいってるから」とか「30代だから無理」と言って声優になることをあきらめる必要はまったくありません。なりたければ挑戦するべきだと思います。
今まで培ってきた経験が必ず生きてきます。30代まだまだいけます。
結果、声優になるのに年齢は関係ない。
年代別に追ってきましたが、ベストは20代というだけで年齢は関係ないということがわかりました。
考えてみれば当然のことかもしれませんね。だって声優界に定年はありませんから。
この声優界、70代や80代でもまだまだ現役の方が数多くいらっしゃいます。
そんな方々からしてみれば20代、30代なんて孫みたいなもの。
そう思ったら、もう何歳でも挑戦できますね。
「声優になる」という意志があればそれでいい
ココがポイント
つまり年齢なんか正直どうでもいいのかもしれません。
大事なのは「声優になる」という意志でしょう。
その意志が自分を奮い立たせ行動に移すための原動力になります。
何事も意志がなければ始まらないのです。
その逆で、そこに意志があるのならばそれはやるべきだと思います。
今これを読んでいる皆様の意志が「声優になる」と言っているのならば、皆様は「声優になる」ための行動をおこすときです。
そこに意志があればいつでもどこでもスタートはきれます。
あとはスターターの自分自身が自分自身に合図をだすだけです。
今、あなたの意志はなんと言ってますか?