映像テクノアカデミアは、プロを育成する専門学校でありながら、養成所のような通い方もできる、業界でも名の知れた学校です。
おもに外画での声優さんの活躍が目立つ専門学校ですので、アニメ声優さんというよりは、外画声優さんにあこがれているという方が目指すことが多いかもしれません。
実際に専門学校に通う前に、ある程度口コミ評判や授業内容などを知っておくことで、入学してからギャップなく学ぶことができ、自分の夢を実現しやすくなります。
そういった意味でここでは映像テクノアカデミアの評判や学費、授業内容などについてまとめました。
映像テクノアカデミアの口コミ評判まとめ!
気になるのはまず口コミ評判ですよね。
そこで、映像テクノアカデミアの良い口コミと悪い口コミを集めました。
映像テクノアカデミアの良い口コミ
口コミ1.業界からも評判がいい
唯一、業界からも評判が良い
声優学校は、かの有名な
東北新社がバックアップして
くれる映像テクノアカデミア
ですかね!— れぬ。 (@sayyouofficial) May 30, 2017
口コミ2.学べることの厚みがすごい
女性
声優科で学べることが多すぎて充実しています!演技基礎や滑舌などはもちろんなんですが、吹き替えやナレーション、公演などで表現力も学ぶことができます。映像翻訳科と声優科で協力しあって、海外ドラマの日本語吹替版を作る授業もあったりして、すごく楽しいです。
口コミ3.在学中に作品に出演できる
男性
在学中に、東北新社制作作品に出演するチャンスがあるので、テクノアカデミアに通いながら実際の現場にも出られるという特別な環境があります。学べる環境があるだけでも幸せなことなのに、出演までできるチャンスがあるというのは素晴らしいと思います。
口コミ4.プロクラスがある
男性
映像テクノアカデミアにはプロクラスがあります。プロクラスでは、現役の吹替ディレクターやアニメーションの音響監督が、実践的なオーディション形式でレッスンしてくれますので、もし目に留まった場合にはそのまま出演…ということもあります!直接指導が受けられるので、もし目に留まらなくてもすごく身になりやすいですよ。
口コミ5.やる気がある人ばかり
女性
専門学校といえば、声優になりたいと本気で努力している人が少ない印象があるんですが、ここは違います。やる気がある人・本気で声優になりたい人がとてもたくさん多く、そういった人の集まりなので、サボり癖や堕落した生活などに引きずり込まれることが少ないです。厳しいところもありますが、本気ならオススメ!
良い口コミとしては、声優になるための学びがとても深い、という点が多く挙げられていました。
本気で声優になりたいという方が集まるプロクラスをはじめ、後程ご説明します「プレゼン公演」なども人気の秘密のようです。
声優の中でも特に、外画声優さん(吹き替え声優さん)になりたいという方が通っておられる印象です。
映像テクノアカデミアの悪い口コミ
では反対に、悪い口コミにはどういったものがあるのでしょうか?
口コミ1.レベルが高すぎて…
女性
専門学校はもう少し緩い感じで勉強できると勝手に思っていた私が悪いのですが、ここはレベルが高すぎてついていけませんでした。声優になりたいという気持ちはもちろんあったんですけど、考え方が甘すぎました。
口コミ2.講師の中には…
男性
講師の中には、なんでこの人が講師?とおもうような人もいます…。ドタバタと落ち着きがない、お気に入りだけ優遇する、というような、明らかに目に見えて分かる感じのヒイキもありました。同じ学費を払っているとは思えない。ただ、その講師を除けば素晴らしいです。
口コミ3.努力がすべて
女性
思っていたのとは違っていました。65%がプロダクション所属ということで期待していたんですが、やっぱり努力が伴ってこその話でした。当たり前のことですが、私みたいにこの当たり前に気づいていない人もいるので注意してほしいです。
悪い口コミとしてはこのようなことが挙げられていました。
たくさんおられる現役プロの講師の方々の中には、あまり評判がよくない講師の方もおられるようです。
ひいきされる、というような扱いがあるとどうしても嫌になってしまいますが、全員の講師がそういった態度ということではないそうですので、やる気がある生徒にしっかり教えてくれる講師の教えに従うようにしたいですね。
ココに注意
また、当然ながら、プロダクション所属率が65%という高さがあっても、それはそれぞれ個々の努力の上に成り立っている数字です。
そのため、映像テクノアカデミアに入っていればプロダクションに所属できるということではありませんので、その点は勘違いがないようにしたいですね。
映像テクノアカデミアの5つの特徴
映像テクノアカデミアの特徴としては、以下の5つが挙げられます。
映像テクノアカデミアの5つの特徴
1.プロダクション所属率65%以上
2.映像翻訳科とコラボ授業がある
3.創作舞台や試演会などで演技力も磨く
4.週1回~2回の授業なので通いやすい
5.プロクラスでは毎週オーディション
以下、この5つの特徴について、詳しく見ていきたいと思います。
特徴1.プロダクション所属率65%以上
一つ目は、プロダクション所属率が毎年65%以上だという点です。
映像テクノアカデミアの声優科では、毎年2月に、声優プロダクション所属オーディション「プレゼン公演」が行われます。
大手声優プロダクション40数社を招いて、プレゼン公演を実施し、ここで一定レベル以上の力を発揮した生徒が、これらの声優プロダクションに所属することができます。
このプレゼン公演では、ひとり1分間の制限時間の中で、これまで培ってきたことのすべてを声にたくして、「自分」をアピールします。
自分で発表内容を考えることになりますが、経験豊富なベテラン講師陣が的確なアドバイスでしっかりとサポートしてくれますので、不安になることはありません。
晴れて声優プロダクションに所属でき、プロのスタートラインに立った人のみが、声優科「プロクラス」という次のステップに進級できます。
プロクラスに入り実践的な訓練を受けていくことで、東北新社制作の数々の作品に出演することが可能になりますよ!
このプレゼン公演でプロダクション所属率が65%というのは、とてもすごい数字ですよね。
特徴2.映像翻訳科とコラボ授業がある
そして2つ目は、映像テクノアカデミアならではともいえる、コラボ授業があるという点です。
映像翻訳科と声優科が協力して、翻訳・芝居・録音をおこなうことで、海外ドラマの日本語吹き替え版を制作します。
翻訳や台本の推敲、練習、アフレコ、ダビングなどもしっかり行い、最後には全員で試写会・講評会を行います。
遊びではなく授業の一環ですので、合間にはしっかり講師が指導を入れてくれますよ!
試写会でも、講師からの講評がありますので、どういった点がよくてどういった点がダメだったのかがよく分かります。
こちらは夏休みの期間を使っての特別授業となっていますよ!
特徴3.創作舞台や試演会などで演技力も磨く
声優として必要な発声・滑舌・ナレーション・演技基礎・吹き替えなどのレッスンはもちろんですが、創作舞台や試演会などもおこなわれます。
試演会は、講師の指導のもとで、約2カ月間の稽古を積み重ねておこなう、舞台発表会です。
中間発表という感じの位置づけで、演技力や表現力を磨いていくことができます。
また、自ら台本を書いて出演し、演出もするという、創作舞台もあります。
衣裳や小道具の制作、音響、照明など、舞台にまつわるあらゆる作業に取り組むことができますので、大変勉強になりますよ!
特徴4.週1回~2回の授業なので通いやすい
専門学校といえば、毎日通う必要があると考えている方も多いと思いますが、映像テクノアカデミアでは、週に2回の授業のみとなっていますので、大変通いやすいです。
アルバイトや仕事との時間をあわせて通うこともできますので、毎日通うのは無理だけど週1回や2回なら…という方の場合には大変うれしいですよね。
初心者さん向けのクラスと、経験者向けのクラスがあり、それぞれ週に何回通うのかが異なっています。
自分が通いたいクラスの日程を把握しておくようにしましょう!
特徴5.プロクラスでは毎週オーディション
映像テクノアカデミアで有名なのが、プロクラスです。
ココがポイント
当サイトでも、吹き替え声優さんになりたい方にお勧めしていますが、このプロクラスは、プレゼン公演などで声優プロダクションに所属し、プロとしてスタートラインに立っている方が対象のクラスです。
現役で活躍されている吹き替えディレクターや、アニメーションの音響監督によるオーディション形式の授業が受けられます。
実践的な授業で、直接プロから指導が受けられる上に、現場で求められる演技や技術なども学ぶことができますよ!
新しい人材を探しているディレクターや音響監督の目にとまれば、そのまま現場に出ることも可能です。
映像テクノアカデミアの学科と授業内容をチェック!
東北新社といえば、テレビ放送の初期の頃より、映像制作・配給をおこなっている会社です。
海外ドラマや映画をはじめ、国際線航空機内・インターネット・ゲームソフトの字幕&吹替版制作などもおこなわれています。
その東北新社が運営しているのが、映像テクノアカデミアです。
歴史と伝統がある会社で、映像テクノアカデミアのバックアップも厚く、おもに海外ドラマや洋画などの外画の吹き替え声優さんとして活躍されている方が多いです。
声優科のクラスを徹底解説!
声優科にはたくさんのクラスがありますので、一体どうなっているのかよくわからないという方もおられると思います。
そこで、声優科のクラスについて、ご説明していきます。
アニメ・外画コース ステップ1 |
発声や滑舌などの基礎を学ぶ 吹き替えやアニメの基礎も! |
アニメコース ステップ2 |
ステップ1から一歩進んだ 演技力、発想力や表現力 吹き替えやナレーション などを学ぶ |
アニメコース ステップ3 |
2月のプレゼン公演に向けて 自分の個性を見つけて 技術を磨き、実力を高める (コラボ授業に参加できる) |
外画コース ステップ2 |
ステップ1から一歩進んだ 演技力、外画吹替で必要な 演技を読解する力、表現力 などを身に着けていく |
外画コース ステップ3 |
2月のプレゼン公演に向けて 自分の個性を見つけて 技術を磨き、実力を高める (コラボ授業に参加できる) |
キャッチアップコース ステップ1+2 |
初心者も経験者も対象。 週3回で短期集中型で学ぶ。 吹替・発声・滑舌 ナレーション・アニメ等 様々な内容を学ぶ |
キャッチアップコース ステップ3 |
2月のプレゼン公演に向けて 演技力などさらに高める (コラボ授業に参加できる) |
プロ特訓 | 発声・滑舌などの基礎技術から 吹替・アニメ・ナレーション等 実践的なマイク前演技を習得。 プロクラスへの合流を目指す |
プロクラス | プロ声優を対象に 現場で活躍するための スキルを身に着けていく。 オーディション形式の授業 なので、緊張感も十分にある |
これだけのクラスがあると、一体なにがなんだか…という感じになってしまいますが、簡単に言えば初心者さんで基礎からしっかり学びたいという方は、「アニメ・外画コース ステップ1」がおすすめです。
短期間でプロを目指したいという初心者さんの場合には、「キャッチアップコース ステップ1+2」がおすすめです。
経験者の方は、それぞれのコースのステップ2から学んでいくことができますよ!
また、それぞれのクラスのステップ3であれば、特別授業である、映像翻訳科とのコラボ授業に参加することができます。
授業ではどんなことが学べるの?
それぞれのクラスでは、レベルに合ったレッスンを受けることができます。
演技基礎・発声・滑舌・ナレーション・吹替・アニメ・歌唱・終了公演
…というような内容を学んでいくことができます。
ステップ2になると、基本的なこと以外にも、試演会や舞台稽古などを受けることができるようになりますよ!
ステップ3では、プレゼン公演に向けての公演実習や最終調整なども、カリキュラムの中に入ってきます。
発表内容は自分で考えるのですが、しっかり講師がアドバイスしてくれますので安心です。
映像テクノアカデミアの就職・デビュー実績
業界からの信頼も厚く評判がいい映像テクノアカデミアですが、実際にどのようなところへの就職・デビュー・所属が決まっているのでしょうか。
先輩方の実績を見ていきましょう。
映像テクノアカデミアからの就職先・所属先
- アイムエンタープライズ
- 青二プロダクション
- アクセント
- イエローテイル
- 81プロデュース
- エーエス企画
- 大沢事務所
- ガジェットリンク
- シグマ・セブン
- 俳協(東京俳優生活協同組合)
- プロダクション・エース
- ぷろだくしょんバオバブ
- マウスプロモーション
声優を目指す方であればだれもが一度は耳にしたことがあるような声優プロダクション、養成所への所属・進路が決まっています。
また、在校生・卒業生の出演作品としては、以下のようなものがあります。
・アザー・ワン:ボブ・ウェアの数奇な物語
・カンフー・パンダ3
・インシディアス 序章
・セキュリティコール
・ルパン三世 PART 4
・機動戦士ガンダム:サンダーボルト
・新劇場版 頭文字D Legend3 -夢現-
・BONES(ボーンズ) -骨は語る- シーズン10
・GIRLS/ガールズ シーズン4
・glee/グリー シーズン6
など、他にもとてもたくさんあります。
洋画好きの方であればご存知のタイトルも多々ありますよね。
主に吹き替えで活躍されている方が多いのも、見てとれます。
映像テクノアカデミアからデビューした方々は?
映像テクノアカデミアに通い、その後デビューされた方々としては、以下のような方がおられます。
杉村憲司さん
東條加那子さん
玉木雅士さん
牛田裕子さん
中嶋将平さん
皆川純子さん
浅野まゆみさん
青山穣さん
小林ゆうさん
など、多数の方が卒業生として活躍されています。(順不同)
いずれの方も、よく名前を見かける声優さんですよね。
卒業生インタビューとして、映像テクノアカデミアの公式サイトにインタビューが掲載されていますので、気になる方はチェックしてみてくださいね。
映像テクノアカデミアの学費はいくらくらい?
専門学校は養成所と比較して学費が高くなっているイメージがあるかもしれません。
実際に、専門学校は2年間で100万円を超えることが多くなっていますので、養成所のほうが学費的に通いやすいと考えている方もおられるかもしれないですね。
ですが実は、映像テクノアカデミアは学費が安い専門学校としても有名なのです。
学費が安い!1年で46万円!?
アニメ・外画コース ステップ1 |
入学金30,000円 授業料190,000円 (1年もしくは6カ月) |
アニメコース ステップ2 外画コース ステップ2 |
入学金30,000円 授業料432,000円 (1年) |
アニメコース ステップ3 外画コース ステップ3 |
入学金30,000円 授業料464,000円 (11カ月) |
キャッチアップコース ステップ1+2 ステップ3 |
入学金30,000円 授業料540,000円 (1年もしくは11カ月) |
プロ特訓 | 入学金なし 授業料96,000円 (32時間) |
プロクラス | 入学金なし 授業料248,000円 (1年) |
こうしてみてみると、映像テクノアカデミアは、養成所並みに授業料が安いことが分かります。
ただ、ステップを重ねていくことを考えると、ステップ1から3まで、3年間で100万円を超えることになりますので、合計の学費を確認することも忘れないようにしましょう!
学費の分割払いはできるの?
映像テクノアカデミアは、学費の分割支払いが可能です。
「ジャックス学費ローン」または「オリコアカデミープラン」がありますので、もし分割払いを希望する場合には、入学の際に申し出る必要があります。
詳細は、資料請求や問い合わせなどで確認するようにしてくださいね!
まとめ
週に1回~2回、3回など、少ない回数の授業で声優のプロを目指すことができる、専門学校「映像テクノアカデミア」をご紹介しましたが、いかがでしたか?
口コミ評判や特徴、学費などをチェックしてみて、ますます興味がわいたという方も、ちょっと考え直すことにしたという方も、まずは資料請求をしてみて情報をかき集めることをオススメします。
ネットの情報は確かに有益ではありますが、一番いいのはテクノアカデミアからの資料に目を通すことです。
ネット上には書かれていない内容が詰まっていたり、将来の自分の姿を想像できるようなコンテンツが用意されていますよ!