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みなさんこんにちは!声優カナです(⑅•ᴗ•⑅)
たくさんのご質問いつもありがとうございます。
さっそく今回の質問はコチラ↓↓
今回の質問
Q:声優の収録現場のルールはあるの?
声優として現場で収録をする時のルールについてご紹介していきますね。
普段は声優になるための方法などをご紹介しています。
今日は、ちょっとだけ実際の声優の仕事のルールをのぞいてみましょう。
上下関係にも厳しい声優業界
まず声優は一般の会社に比べるとかなりの上下関係がある業界です。
年齢が年下であっても、声優の業界に入ったのが先であれば、「先輩」です。
先輩であろうが後輩であろうが、声優として仕事をするからには、タメ語は使いません。
基本的に敬語を使うのが声優業界の常識です。
スタジオ収録の際のルールとは?
声優はスタジオでの収録を行います。
スタジオでの収録では気を付けなければいけないこと、暗黙のルールなどもあります。
【1】現場には最初に入る
新人声優が仕事をもらってスタジオに入る時間は、言われた時間の30分前です。
スタジオを借りて収録をするため、 遅刻は許されません。
ましてや新人声優が遅れて収録ができないとなると、良い印象が残るはずがありませんよね。
電車遅延なども考慮して最低30分前にはスタジオに入るのがルールとなっています。
【2】挨拶をする
当たり前のことですが、共演者である声優やスタッフに挨拶をすることは重要なことです。
声優業界では、共演者の声優さんが遅い時間にスタジオ入りする場合があります。
ココがポイント
そのため、1日のうちで最初に会うときには「おはようございます」を使います。
また仕事が終わって帰る時には「お疲れ様です」を使います。
「こんにちは」や「こんばんは」は使わないんですよ^^
この挨拶は、声優養成所や声優専門学校でも教わると思います。
【3】マイクに触らない
声優が使うマイクは、「コンデンサーマイク」と言います。
コンデンサーマイクは非常に高性能で高価なものです。
収録が始まる前に、マイクの高さや角度などをスタジオにいるスタッフさんが調整をしてくれます。
高価なものなので、声優が勝手にマイクに触ってはいけません。
うっかり触ってしまって、角度が変わってしまった場合には、スタッフさんに申し出て再度調整してもらいます。
【4】マイクの高さの調整をお願いする
スタジオ内には3本のマイクが用意されています。
スタジオによっては4本の場合もありますし、5本の場合もあります。
アニメや吹き替えの収録だと共演者である声優とマイクを交代で使っていくのです。
身長が高い人もいますし低い人もいますね。
大抵は身長が低めの人に合わせて、1本だけ低めのマイクを用意してくれることがあります。
身長が高い人は、なるべく低めのマイクには入らないようにマイクワークを考えます。
どうしても低めのマイクに入らなければいけない場合には、膝を折り曲げて、中腰のような姿勢で演技をする必要があります。
身長が低めの人は少しヒールの高い靴を履いておくといいですよ。
【5】入るマイクが決まっていることもある
声優養成所や声優専門学校では、同期が共演者だと思うので遠慮することなく演技に集中できると思います。
しかし実際の収録現場では、ベテラン声優から新人声優までマイクを使います。
ココがポイント
セリフ量がとてつもなく多かったり、超ベテラン声優がいる現場だったりすると1本のマイクが専用マイクとして設置されることがあります。
これは暗黙の了解でもあるので、知らずに専用マイクに入ってしまうと顰蹙(ひんしゅく)を買ってしまう場合もあります。
「空気を読む」力も必要なんですね💦
今回はちょっとだけ声優の収録現場のルールについてご紹介しました。
他にも暗黙の了解のようなルールも存在します。
声優養成所や声優専門学校に通うと、 スタジオ実習の時にもこのことは教えてもらえると思います。
台本の持ち方や、マイクへの入り方などと合わせて勉強していきましょう。
ではまた!